エコフェス大賞受賞読者よりお手紙をいただきました。

2012年06月09日

高校生達へ

ここ最近、高校新卒求人やインターンシップの依頼などで
高校の先生や校長先生とお会いして懇談をする機会が増えています。

感じるのは、先生方の一生懸命さです。
特に校長先生の熱い想いに触れる事が出来ます。

どのようなことを持って卒業してほしいのか、
そしてどのような想いで働くのか・・・

今後も、企業家と教育者の立場で今の時世を情報交換して
来たいものです。

さて、
「熊本の名校長・最後の授業」というメーリングを
受け取りました。
紹介します。

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私が考える教育の究極の目的は

「親に感謝、親を大切にする」です。

 

高校生の多くはいままで自分一人の力で

生きてきたように思っている。

親が苦労して育ててくれたことを知らないんです。

 

これは天草東高時代から継続して行ったことですが、

このことを教えるのに一番ふさわしい機会として、

私は卒業式の日を選びました。

 

式の後、三年生と保護者を全員視聴覚室に集めて、

私が最後の授業をするんです。

 

 

そのためにはまず形から整えなくちゃいかんということで、

後ろに立っている保護者を生徒の席に座らせ、

生徒をその横に正座させる。

そして全員に目を瞑らせてからこう話を切り出します。

 

 

「いままで、お父さん、お母さんに

 いろんなことをしてもらったり、

 心配をかけたりしただろう。

 それを思い出してみろ。

 

 交通事故に遭って入院した者もいれば、

 親子喧嘩をしたり、こんな飯は食えんと

 お母さんの弁当に文句を言った者もおる……」

 

 

そういう話をしているうちに涙を流す者が出てきます。

 

 

 

「おまえたちを高校へ行かせるために、

 ご両親は一所懸命働いて、

 その金ばたくさん使いなさったぞ。

 

 そういうことを考えたことがあったか。

 学校の先生にお世話になりましたと言う前に、

 まず親に感謝しろ」

 

 

そして

 

 

「心の底から親に迷惑を掛けた、苦労を掛けたと思う者は、

 いま、お父さんお母さんが隣におられるから、

 その手ば握ってみろ」

 

 

と言うわけです。

 

すると一人、二人と繋いでいって、

最後には全員が手を繋ぐ。

私はそれを確認した上で、こう声を張り上げます。

 

 

「その手がねぇ! 十八年間おまえたちを育ててきた手だ。

 分かるか。……親の手をね、これまで握ったことがあったか?

 おまえたちが生まれた頃は、柔らかい手をしておられた。

 

 いま、ゴツゴツとした手をしておられるのは、

 おまえたちを育てるために

 大変な苦労してこられたからたい。それを忘れるな」

 

 

その上でさらに

 

 

「十八年間振り返って、親に本当にすまんかった、

 心から感謝すると思う者は、いま一度強く手を握れ」

 

 

と言うと、あちこちから嗚咽が聞こえてくる。

 

私は

 

 

「よし、目を開けろ。分かったや?

 私が教えたかったのはここたい。

 親に感謝、親を大切にする授業、終わり」

 

 

と言って部屋を出ていく。

振り返ると親と子が抱き合って涙を流しているんです。

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しかし、今の時代
親がまったく関与しない事もあるらしいです。

幼年期にスプーンの使い方すら親に教えてもらっていない
子供がいるらしいです。

間違った世の中になっている気がします。。。。



yama1117 at 16:28│Comments(5)いいお話し 

この記事へのコメント

1. Posted by みやたか   2012年06月12日 17:52
感動ですね。自分の高校時代のこと・・・思い出しました。恥ずかしいです。でもこれからそれを教えられる機会を高校生たちと触れられるなら、インターンシップの受入れは私も社員も学生もみんな勉強になる。人として当たり前のことを普通に考える機会ってとても大事ですね。
2. Posted by 山田茂   2012年06月12日 22:54
宮高さん、

コメントありがとうございます。

さんざん心配かけた母親は、私が二十歳のときに他界しました。

明日、77歳になる親父にもまだ悪態をついている様です。
反省です。

インターンシップで来る生徒や学生にこの話をしながら親への感謝を語り合いたいです。
3. Posted by かわかみ   2012年06月14日 08:29
私も高校卒業当時を思い出しました。厳しい父で白か黒しかない父で「反抗したいなら自立してからしろ!養ってもらっている内は意見は要らん。」と徹底して押さえ込まれていました。私自身も子を持ち思うのは父があそこまで厳しかったのはある種の賭けであったと思います。飴とムチなどとよく言いますが常に目が届くわけではないのそんなに上手く使い分けできるわけも無く、子に憎まれるのを承知で徹底していたのだと思います。友人には当時ニュースになった戸塚ヨットスクール見たいな家だなといわれた事もありました。そんな父でしたが高校卒業時に私に「今日で一応父親の任務終了です。これからは1人の男としてしっかり生きてください。」といいました。その目は初めて見るような目でキラキラニコニコしておりました。そんな父ですが今では孫にやられっぱなしです。
4. Posted by 山田 茂   2012年06月14日 09:16
かわかみさん
こんにちは!コメントありがとうございます。

そうですか〜とても厳しいお父さんだったんですね。うちもそうでしたけど・・・

いま、自分が子供を持つ立場に立って思い返すと、その徹底した姿勢が素晴らしかった事に気付きますね。

そして高校卒業時のお言葉が素晴らしいですね・・・。
感動しました!
(ブログに書かせてください)

私も、大学3年と1年、中学生3年の三人娘がいますが、「ならぬものはならぬ!」で躾してきたのに、いつのまにかふぬけになってしまっています。

これが今の若者達を生み出した要因だと反省しています。

ありがとうございました。
5. Posted by かわかみ   2012年06月19日 07:40
おはようございます。私の所は長女・長男・次男なのですが自身は男2人兄弟で親類縁者もほとんど男ばかりで女の子の扱いが解からなく私も父も苦労しております。3Sも同じでしょうが子育ても思い・考え・努力は出来るのですが先を信じて「徹底する」という事が難しく、大切な所かと思います。自分が愛されたいあまり飴をばら撒いている姿は恥ずかしながら子供ですね。

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