小さな積み重ねの「朝礼」今日の見学

2007年12月04日

親が子供に教えるもの、伝えるもの・・・

 昨日夕方、テレビを見ていますと、大阪の私立高校をレポートしていました。
文武両道でプロ野球やJリーグにも選手を輩出している学校とのことです。

 そのレポートの中で、剣道部が出ていました。男女ともインターハイに出場する強豪です。
 一人の女子部員が男子部員と練習試合をしましたが、その女子部員が強い!

しかし、その女子部員は、まったく音が聞こえない聴覚障害の女の子でした。
 でも、普通に健常者と会話をしているのです。それは、相手の口の動きを読み取り、理解していると説明していました。

 レポーターが「どうやって、覚えたのですか?」の質問に対して、「両親が、一生懸命教えてくれました」と、明るい笑顔で答えていました。
本当にさわやかな明るい笑顔です。



そこで、最近感動した話を紹介します。

静岡中小企業家同友会 沼津支部 支部長 秋山和孝さん(株式会社アイソー)「社長の三行日記」で、紹介されたものです。


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「花嫁の電話」というNTTの電話明細に付属されてきたものです。
 
由香ちゃんが近所に引っ越してきたのは、まだ小学校三年生のときでした。
ときどき我が家に電話を借りに来るのですが、いつも両親ではなく由香ちゃんが
来るので、おかしいなと思っていたのですが、しばらくしてそのわけが解りました。
 
由香ちゃんのご両親は、耳が聞こえない聴覚障害がある方で、お母様は言葉を発することができません。親御さんが書いたメモを見ながら、一生懸命に用件を伝える
由香ちゃんの姿を見ていると、なんだか胸が熱くなる思いでした。(中略)
 
由香ちゃんの親孝行ぶりに感動して、我が家の電話にファックス機能をつけたのは、それから間もなくのことでした。しかし、当初は明るい笑顔の、とてもかわいい
少女だったのに、ご両親のことで、近所の子どもたちにいじめられ、次第に黙りっ子になっていきました。
 
そんな由香ちゃんも中学生になるころ、父親の仕事の都合で引っ越していきました。それから十年余りの歳月が流れ、由香ちゃんが由香さんになり、めでたく結婚することになりました。その由香さんが「おじさんとの約束を果たすことができました。ありがとうございます」と頭を下げながら、わざわざ招待状を届けに来てくれました。
 
私は覚えていなかったのですが、「由香ちゃんは、きっといいお嫁さんになれるよ。だから負けずに頑張ってね」と、小学生の由香ちゃんを励ましたことがあったらしいのです。そのとき「ユビキリゲンマン」をしたので、どうしても結婚式に出席してほしいと言うのです。「電話でもよかったのに」と私が言うと、「電話では迷惑ばかりかけましたから」と、由香さんが微笑みました。
 
その披露宴のことです。新郎の父親の謝辞を、花嫁の由香さんが手話で通訳するという、温かな趣向が凝らされました。その挨拶と手話は、ゆっくりゆっくり、お互いの呼吸を合わせながら、心をひとつにして進みました。
 
「花嫁由香さんのご両親は耳が聞こえません。お母様は言葉も話せませんが、
こんなにすばらしい花嫁さんを育てられました。障害をお持ちのご両親が、
由香さんを産み育てられることは、並大抵の苦労ではなかったろうと深い感銘を覚えます。嫁にいただく親として深く感謝しています。由香さんのご両親は、『私達がこんな身体であることが申し訳なくてすみません』と申されますが、私は若い二人の親として、今ここに同じ立場に立たせていただくことを、最高の誇りに思います。」
 
新郎の父親の挨拶は、深く確かに心に沁みる、感動と感激に満ちたものでした。その挨拶を、涙も拭かずに手話を続けた由香さんの姿こそ、ご両親への最高の親孝行だったのではないでしょうか。花嫁の両親に届けとばかりに鳴り響く、大きな大きな拍手の波が、いつまでも披露宴会場に打ち寄せました。
 
その翌日、新婚旅行先の由香さんから電話が入りました。「他人様の前で絶対に涙を見せないことが、我が家の約束事でした。ですから、両親の涙を見たのは初めてでした」という由香さんの言葉を聞いて、ふたたび胸がキュンと熱くなりました。
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 今、私は、高校1年生、中学2年生、小学4年生の娘を持つ父親です。
今まで、彼女たちに何を伝えてきたのか、そして今後何を伝えていくのか
そのためにも私自身がもっともっと学ぶ姿勢を持ち続けなければ・・・。反省です。
 “教育”ではなく、子育てもやはり“共育”なんですね。


yama1117 at 22:21│Comments(3)いいお話し 

この記事へのコメント

1. Posted by ドルフィンズ中井   2007年12月05日 00:30
5 ええ話やねぇ

じわーっときますねぇ。
子供が立派に育つ、っていうのは

最高の親孝行やね。
2. Posted by 酔いどれDrums   2007年12月05日 09:42
すごいなぁ〜、ほんとにすごい。
以前、『障害と言うのは、実は違うかたちの幸せを与えてくれる』って聞いた事があります。
感動の話を聞いたり触れたりする度に、自分が情けないですわ。
がんばりますです。
3. Posted by 山田 茂   2007年12月05日 21:26
ドルフさんこと中井さん、そして酔いどれDrumsさんこと松本さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
 とても良い話でしょ。。。
一人の親として、考えますね。
 お互い良い父親としてのあるべき姿勢ですね。

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